ほしよみ堂町田店に通うようになり、
私の生活は大きく変化しています。
そのひとつが、
三年ぶりに始まった電車通勤です。
久しぶりの電車移動は、
正直なところ今でも少し緊張します。
乗り間違えていないだろうか。
出口はどちらだろうか。
これまで何度も周りの方に助けていただきながら、
ようやく「七割くらいは大丈夫」と
思えるようになった、そんな感覚です。
ある日の通勤電車の中で、
県外から引っ越してきて間もないという女性に
声をかけられました。
見るからにやさしく、
柔らかな雰囲気の方で、
電車に乗り間違えていないか
不安そうにされていました。
かつての私自身も、
同じように不安な気持ちで
何度も人に尋ねてきました。
その気持ちがよく分かるからこそ、
私はいつも使っている
乗り換え案内のアプリを
一緒に見ながら、
間違えていないことをお伝えしました。
彼女は何度も
「ありがとうございます」と言ってくださり、
降りる駅までの間、
他愛もないお話をしました。
それだけで、
いつもの通勤時間が
少し特別で、
温かな時間に変わっていきました。
彼女は保育士さんで、
私も対面鑑定師になる前は、
ベビーシッターやキッズシッターとして、
お子さまに関わる仕事をしていました。
共通点があることで会話も弾み、
自然と心の距離が
近づいていくのを感じました。
彼女はリンゴで有名な産地の出身で、
私の生まれ故郷の隣の県。
お互いに車移動が当たり前の環境で育ったため、
電車移動に緊張してしまう気持ちにも、
深く共感し合えました。
駅に到着し、別れ際に彼女は
「ご親切にしていただけて、
楽しくお話もできて、
気持ちがとても楽になりました」
そう言って、
可愛らしいマスコット人形を
プレゼントしてくださいました。
思いがけない優しさに、
胸がじんわりと温かくなりました。
またいつか
お会いできたらいいな、
そんな気持ちとともに、
次にお会いできた時には
私も彼女にプレゼントをしたいので、彼女が喜んでくれそうな
ハンカチを探してみようと
思っています。
ほんの短い
通勤電車の中で交わしたご縁。
不安な気持ちに寄り添うこと。
安心を分かち合うこと。
それは、
私が鑑定の場で
大切にしている姿勢とも、
どこか重なっているように感じました。
日常の中にある、
こうした小さなやさしさを、
これからも
大切にしていきたいと思います。



