【紫月アルネ】手放したいのに手放せない。そんな時に引くカードとは?
頭では「もう手放したほうがいい」と分かっていても、
心がついてこないことはありませんか?
たとえば、この人と一緒にいると苦しいのに、
離れた瞬間に何か悪いことが起きるのではないかと不安になる。
仕事でも、本当はデザイナーに挑戦したいのに、
「周りの目が気になる」「今の環境を変えるのが怖い」と思ってしまう。
手放そうと決意しても、気づけばまた同じ場所に戻ってしまう
──そんな経験は誰にでもあります。
やめたいのにやめられない背景には、いくつか理由があります。
変化したことで人間関係が悪くなるかもしれないという恐怖、
仕事を辞めればお金に困るかもしれないという現実的な不安、
「もしかしたら今後良くなるかもしれない」という期待…。
そして「離れることは悪いことだ」と感じてしまう罪悪感。
これらが複雑に絡み合うと、心はなかなか前に進めません。
そんな時にタロットで出やすいのが「悪魔」「死神」「吊られた男」の3枚です。
悪魔は、緩い鎖につながれたアダムとイヴが描かれ、
“とどまっているほうが楽で、動けないように見えて実は動ける状態”を表しています。
死神は「終わり」の象徴ですが、背景には昇る太陽があり、“古いものが終わり、新しいものが始まる”タイミングを示します。
吊られた男は逆さまに縛られて動けない状態ですが、表情はどこか穏やか。
「動けるのに動かない」という、先延ばしや楽観的な停滞を表すことがあります。
実際の鑑定でも、悪魔のカードが出たお客様に「本当はやりたいことがありませんか?」と尋ねると、「あります」と返ってくることが多いです。
今の環境が悪いわけではないけれど、
どこかで変わりたい気持ちが生まれている。
そんな時、次の一歩を見つけるためにカードを追加で引き、
行動につながるヒントをお伝えしています。
ただし、無理に手放す必要はありません。
「手放そう」と意識するほど、逆にその思いを強く握りしめてしまうこともあります。
大切なのは、手放したい思いを否定せず、そっと横に置いておくこと。
すると、気づかないうちに自然と手放せていることもあります。
もし抱えきれなくなった時は、いつでもご相談ください。
タロットが、あなたが次に進むためのヒントをお届けします。
紫月アルネ
【ブログ】
https://machida.hoshiyomido.com/u/arune/
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