【紫月アルネ】人生を「うまく生きる」より、「感じて踊る」という選択
人生を「正しく生きよう」と思えば思うほど、
動きづらくなってしまうことがあります。
失敗しないように、間違えないように、
周りから浮かないように。
気づけば、頭で考えることが増えて、
心や体の感覚は後回しになってしまう。
そんな時、人生を「ダンスのようなもの」だと考えてみると、
少し見え方が変わってきます。
ダンスには、完璧な正解はありません。
振り付け通りに踊ることもできるし、
音に合わせて自由に体を動かすこともできる。
少しリズムを外しても、
それがその人らしさになることもあります。
人生も同じで、
「こうしなければならない」という型に
自分を当てはめ続けていると、
息苦しさが増していきます。
一方で、
「今の自分は何を感じているんだろう」
「どんなテンポが心地いいんだろう」
と耳を澄ませながら動いていくと、
少しずつ自由さが戻ってきます。
楽しむというのは、
何も楽観的になることや、
悩まないことではありません。
うまくいかない時期があっても、
立ち止まりながらでも、
自分の感覚を大切にすること。
誰かのステップを真似する必要はなく、
比べて焦る必要もありません。
音楽が違えば、踊り方も変わって当然です。
楽しんでいる人は、
周りの評価から自由になっていきます。
「これで合っているだろうか」と確認する回数が減り、
「今はこう感じているから、こう動いてみよう」
と、自分を基準に選べるようになるからです。
人生の中で、
テンポが合わない時期もあります。
リズムが早すぎて疲れてしまう時も、
逆に、動けずに戸惑う時もあるでしょう。
それでも、
その時々の音に耳を澄ませながら、
自分なりの一歩を踏み出していけばいい。
自由になるというのは、
何も縛りがなくなることではなく、
「自分の感覚を信じて動けるようになること」
なのかもしれません。
人生というダンスフロアで、
誰かの正解を追いかけるよりも、
自分のリズムを感じながら動いていく。
楽しんだ人から、
少しずつ軽やかに、自由になっていくのだと思います。

