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幸せなはずなのに、なぜか過去の恋を思い出して苦しくなるあなたへ 音白みさき

ある季節になると、理由もなく胸の奥がきゅっと痛むことがあります。

空気の匂いとか、夕方の光の色とか、街に流れる音楽とか。

今はちゃんと幸せなのに、心だけが過去に置いてきた時間を思い出してしまう。

そんな瞬間、ありませんか。

私にも、思い出してしまう恋があります。

悲しい別れ方をした恋でした。

あの頃の私は、相手のことが世界のすべてみたいに感じていて、

この人がいなくなったら、私の人生も一緒に終わるんじゃないかと本気で思っていました。

連絡が来ない夜は、スマホを握りしめたまま眠れず、

既読がつかないだけで、心臓がぎゅっと縮むような感覚になっていました。

別れた日のことは、今でも妙に鮮明です。

言葉はもうはっきり覚えていないのに、

その時の空の色と、帰り道の静けさだけは、なぜか忘れられません。

歩きながら、涙が出ない自分に気づいて、

「私、もう壊れちゃったのかな」なんて思ったりもしました。

それからしばらくは、何をしていても心ここにあらずで、

楽しいはずの時間にも、どこか影が差していました。

友達と笑っている瞬間に、ふとあの人の顔が浮かんで、

胸の奥がちくっと痛む。

「もう終わった恋なのに、なんでまだ引きずってるんだろう」

そうやって、自分を責めてしまう日もありました。

でも、時間は不思議です。

少しずつ、確実に、心の痛みの形を変えていきます。

あの頃は触れるだけで泣きたくなるような記憶も、

今では「そんな時期もあったな」と、遠くから眺められるようになりました。

完全に忘れたわけじゃないし、

たまに季節や匂いに引っ張られて、思い出すこともあります。

それでも、今の私はちゃんと前を向いて生きています。

あの恋があったからこそ、

人を大切にすることの重さも、

自分の心を守ることの大切さも、少しわかるようになりました。

過去の辛い記憶がふと蘇るのは、

あなたが弱いからでも、未練がましいからでもありません。

それだけ本気で誰かを好きになった証で、

ちゃんと心で生きてきた証拠なんだと思います。

今が幸せでも、昔の傷がうずくことはあります。

それは、幸せが嘘だからじゃなくて、

あなたの人生にちゃんと「深さ」があるから。

思い出してしまう夜は、

無理に忘れようとしなくていい。

「よくあの時、あの気持ちで生きてたね」って、

過去の自分にそっと声をかけてあげてください。

あの恋は、もう戻らないけれど、

あなたの中に残したものは、きっと今のあなたを少し優しくしてくれています。

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